目次
犬が嘔吐したときの注意点|自宅ケアの正しい手順と緊急受診の見極め方
1. まず確認!嘔吐の「危険度」を3ステップで判断
- STEP1:嘔吐物の内容をチェック
✅ 未消化のフード:食べすぎ・早食いの可能性
✅ 黄色い液体(胆汁):空腹時の胃酸過多
✅ 血が混じる・異物:緊急受診必須! - STEP2:嘔吐の頻度と状態
⚠️ 1日に3回以上・連続して吐く
⚠️ ぐったりしている・食欲がない - STEP3:他の症状がないか
✅ 下痢・発熱・震えがあれば感染症のリスク
2. 自宅でできる応急処置|絶食と水分補給の正しい方法
STEP1:6~12時間の絶食
- 成犬:半日程度食事をストップ(胃を休ませる)
- 子犬・老犬:絶食は最大6時間まで!脱水に注意
STEP2:少量ずつの水分補給
- 与え方のコツ:
→ 氷を舐めさせる(一気に飲ませない)
→ ペット用経口補水液をスポイトで与える - NG行動:水をガブ飲みさせると再び嘔吐!
STEP3:食事再開のタイミング
- 絶食後は「消化に優しいもの」からスタート:
▶ 鶏ささみのゆで汁(脂肪なし)
▶ ふやかしたドライフード(温めて匂いを立てる)
▶ 獣医推奨の療法食
3. すぐ病院へ行くべき症状|見逃すと命に関わるサイン
- 即受診が必要な状態
🔴 嘔吐物に血・異物が混じる:胃腸の損傷や中毒の可能性
🔴 腹部が膨れる・触られるのを嫌がる:胃捻転の疑い(大型犬は特に注意)
🔴 嘔吐+下痢・発熱:パルボウイルスなど感染症のリスク - 診察時に伝えること
✅ 嘔吐の回数・内容(写真や動画があると◎)
✅ 直近24時間の食事内容
✅ 誤飲の可能性(おもちゃ・人間用薬など)
4. 嘔吐を予防する日常ケア|獣医が推奨する5つの習慣
【食事管理の鉄則】
- 早食い防止:
→ 凹凸のある食器で食べにくくする
→ 1日2~3回に分けて与える - フードの切り替えは1週間かけて:
→ 新しいフードを10%ずつ混ぜて慣らす
【誤飲防止テクニック】
- 危険なものを床に置かない:
→ タバコ・薬・ビニール片は厳重管理
→ おもちゃは「犬用」かつ壊れにくい素材を選ぶ
【ストレス軽減法】
- 車酔いしやすい犬には:
→ 乗車前2時間は絶食・クレート内で安心させる - 雷や花火が苦手な犬:
→ 防音クレート・音楽で不安を緩和
5. よくあるQ&A|飼い主の疑問を解決
Q. 嘔吐後、元気なら病院は不要?
→ 24時間以内に再発しなければOK。ただし子犬・老犬は要注意!
Q. 吐いた直後に水を飲ませてもいい?
→ 30分待ってから「舐めさせる程度」に与えましょう。
Q. 人間の胃薬を使っても大丈夫?
→ 絶対NG!犬用でも獣医の指示なしでは危険です。
まとめ|愛犬の健康は「観察」と「早めの行動」で守る!
嘔吐は体のSOSサイン!「絶食・水分補給」で様子を見つつ、危険サインがあれば迷わず病院へ。日頃から誤飲防止や食事管理を徹底し、予防を心がけましょう。
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